2020年08月28日 加湿器BLOG
低濃度オゾンと湿度の関係
どうも編集長の中村です。
先日、愛知県にある藤田医科大学の村田教授らが健康に影響がないとされている、低濃度オゾンによる新型コロナウイルスの感染力抑制効果があったとする発表がありました。
これにより、低濃度オゾン(今回の実験では0.05~0.1ppm)の安全性や低濃度オゾンを発生させる装置への関心が増えたようです。
実際弊社の低濃度オゾン発生装置の問い合わせが新規のお客様、既存のお客様問わずあったようです。
とても喜ばしいニュースではありますが、発表の中身はしっかり見る必要があります。
あくまで今回は特定の条件下の結果であるということを、理解する必要があります。
発表内容を見てみると、密閉された濃度を維持できる環境でさらに湿度が80%の時と、かなり限定された条件下になります。この状態でCT値60(0.1ppmで10時間)で4.6%までウイルスの感染性が減ったようです。
湿度55%まで落とすと、効果は減弱するようです。CT24(0.1ppmで4時間)で53%まで感染性が半減したとのことです。
高湿度であれば低濃度オゾンガスでも新型コロナの感染性を抑制するという実験結果のようです。
実際のオフィス、病院、福祉施設などで湿度80%の環境というのはちょっと現実的ではありませんので、ここからの実験結果に期待したいですね。