加湿器BLOG

湿度と加湿器、時々日常について編集長の中村が語ります。

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2024年11月29日 加湿器BLOG

1人暮らしの節約術!加湿器の代わりに濡れたタオルを干すのはどれくらい干せばいいの?

どうも編集長の中村です。

11月29日はいい肉の日ですね。

各所で割引セールが行われています。
かくいう私もお昼にはお肉系のランチを食べようかなと思っていました。

さて、本題にうつります。

乾燥対策の一環で、濡れたタオルを部屋に干すといいというおばあちゃんの知恵袋的な情報を目にすることがあると思います。

実際、私が一人暮らしをしていた時は濡れたタオルを干したりしていました。

やってみると分かるのですが、これって効果あるのかな?と考えたりします。

なんとなく、効果があるような気もするのですが、タオルはカピカピになりますし、以外に手間だったりします。

それなら加湿器を買って置いたらいいじゃないか。

という方もいるかもしれませんが、当時の私にそんな余裕はありませんでした。

 

そこで、当時の疑問を解消したいと思います。

一体どれくらい濡れたタオルを干せば、効果があると言われるレベルになるのか!

細かい条件や算出方法はいいから結論だけ教えてほしいという方はこちら

1人暮らしの濡れタオルの適正枚数を求めるには?

1.必要加湿量を算出

適正枚数を把握するには必要加湿量を求める必要があります。

必要加湿量の詳しい求め方はこちらで詳しく説明しています。

それでは計算するための各種条件を書き出してみましょう。

1.1 部屋の容積

平均的なワンルームの部屋の広さは8畳程度です。平米にすると約13平方メートル

天井の高さは2.5mが一般的ですので、部屋の容積は32.5立方メートルとなります。

1.2 換気回数

住居の平均的な換気回数は1時間あたり1回ですが、少し多めにとって1.5回とします。

1.3 外気の温湿度と目標とする温湿度

室温23度、目標湿度は40%とします。

12月の平均温湿度はだいたい気温7度、湿度50%くらいです。

 

上記条件で求められる必要加湿量は0.22㎏/h

つまり1時間あたり220mlの加湿能力が必要ということです。


2.タオルの加湿能力を算出

フェイスタオルとバスタオルの2パターンで考えてみましょう。

2.1 タオルの吸水量

フェイスタオルの吸水量はおおよそ100ml、バスタオルの場合はおおよそ300mlです。

あくまで一般的なタオルで考えています。

 

2.2 タオルが乾くまでの時間

タオルを干す部屋の環境によってどちらもおおよそですが、3時間程度で乾くようです。

 

2.3 タオルの1時間あたりの加湿量を算出

上記から求められるのはフェイスタオルで約33ml/hの加湿量があり、バスタオルでは約100ml/hの加湿量があるという事です。

 

ここまで求めたら、後は必要加湿量÷タオルの加湿能力をすることで枚数を算出することができますね。


結論

8畳ほどのワンルームで湿度40%にしようと思った場合・・・

フェイスタオルで6~7枚!! バスタオルなら2~3枚!

3時間に一回タオルを濡らす必要はでますが、これだけ干せば乾燥対策できそうですね。

あくまで簡易な計算となります。
部屋の条件やタオルの乾くスピードが一定にするなど、計算しやすくしていますので大きく前後します

1人暮らしで似たような条件のお部屋に住んでいて、加湿器がないという方はぜひお試しください。