更新日:2023.01.06 公開日:2019.04.26 身近な湿度のおはなし
湿邪(しつじゃ)
雨の日は、蒸し暑くても体の芯が冷える気がしませんか?
以前の記事で「気象病」について触れましたが、
梅雨の時期に多くの方が訴える体調不良のほとんどは、
「冷え」が原因といわれています。
では、なぜ梅雨の時期は冷えやすいのか。
それは湿度の高すぎるところに長時間いることにより、
体の不調を引き起こす湿気『湿邪』が、
体内の様々な場所に溜まり、「冷え」を起こすからといわれています。
東洋医学では、『湿邪』は水の邪気といわれ、
湿邪が体内に溜まり、冷えを起こすことにより、
・血液の循環が滞って代謝が悪くなる
・むくみが起こりやすくなる
・皮膚トラブルを起こしやすくなる
・自律神経が乱れる
など様々な症状を引き起こします。
特に自律神経の乱れは
関節の痛みや、気持ちを憂鬱にさせたりといった症状にも
つながります。
そうならないためにも、対策をしっかりと立てましょう。
梅雨の間は湿気に触れやすいですが、
雨が降っている間は窓を閉めて湿気を入れないようにし、
晴れたら窓を開けて風を通すなど、
まずは、身体を湿気にさらさない工夫が必要です。
また、全身の血流をよくするために、
半身浴や関節まわりのストレッチも効果的だそうです。
みなさん体調管理をしっかり行い、
気持ちよく梅雨の時期を乗り越えましょう。