更新日:2024.08.05 公開日:2024.08.02 身近な湿度のおはなし

スポーツと熱中症

気候変動による気温上昇の影響で、以前は快適にスポーツができていた季節に熱中症の危険性が高まったり、
同じ地域でも同時期の気温に変化が起こるなど、猛暑の影響は深刻化しています。

以前、当たり前のようにあった、夏休み中の学校プール開放が
熱中症のリスクを考慮して中止したり、実施しないとする学校も増えているようですね。

パリオリンピックの開催地パリでも気温上昇の影響はでていて
30℃以上の最高気温が観測された日数を1924〜1933年と2014〜2023年で比較すると

1924〜1933年 → 69日
2014〜2023年 → 188日

なんと、100日以上も増えているそうです!

 

熱中症リスクを判断する数値として「暑さ指数(WBGT)」が活用されていますが、
この暑さ指数には、日常生活に関する指針と、スポーツ活動時の指針があることをご存じでしょうか?

日常生活に関する指針は、ニュースでも耳にするようになり馴染みがあるかもしれませんが、
スポーツ活動時の指針があることは、あまり知られていないかもしれませんね。

指針の違いは下記の通りです。

暑さ指数(WBGT)に応じた注意事項等

 

スポーツによる熱中症は無知と無理によって健康な人に生じるものであり、
適切な予防をすることで防げます。

今後も夏の暑さは続いていきますので、スポーツ活動時の暑さ指数を意識し
こまめな休憩や水分補給など、適切な熱中症対策を行いながら、運動を楽しみたいですね。

 

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